ハケンのプライド

いつの間に、「派遣社員」という響きが同情のような後ろめたい扱いになったのだろうと考えると、多分、数年前の派遣村騒動ではないかと思っている。
正直に言えば、迷惑な話だった…。

私が初めて派遣社員という形態を知ったのは、母に教えてもらったことだった。

「これからは、会社に縛られない、自分の力次第で働ける時代が来るのね」

この母の希望に満ちた言葉は今でも鮮明に憶えているし、その言葉を糧に、私自身も派遣社員のプロとして従事してきた。

自由を好む性質の私にとって、この形態は性に合っていたと思う。最初は未経験であっても、教えていただければ理解できる自信はあったのと、
IT化の黎明期のその周辺スキルに対する勘所が良かったこともあり、短期専門で従事しても必ず延長や正社員登用の話が出たものだった。
それでも派遣社員として生きる道を選び、貫いてきた。派遣社員という仕事にプライドを持っていた。

数年前に「ハケンの品格」というドラマがあったが、あまりの非現実ぶりにどうかと思いながらも、派遣のプロとして生きるという姿勢は嬉しかった。

その企業の力になる、という派遣社員のプロの心意気。これからも忘れずに、精進したいところです。

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